多汗症の中でも特に知られているのが手のひらに大量に汗をかく と言われる「手掌多汗症」です。
人は、緊張やプレッシャーを感じたりすると少なからず手のひらに 汗をかくことがありますが、症状の重い人になると、人と握手がで きない・触れた紙がぐちゃぐちゃになる・パソコンのキーボードが びしょびしょに濡れて壊れるなど、その症状は深刻なものになります。
では、手掌多汗症を順番にみていきましょう
【手掌多汗症の原因】
現代社会はストレス社会と呼ばれて久しいですが、手掌多汗症の原因は まさにストレスや過度のプレッシャーが大きな原因となります。 具体的には自律神経系に異常が見られることが多いようです。
また、手掌多汗症は他の病気同様、遺伝による影響も少なくありません。
【手掌多汗症の治療】
上で説明したとおり、手掌多汗症の原因の多くは自律神経系の異常が見 られることから、治療は精神科、心療内科、皮膚科、呼吸器外科を通じ て行われます。
それぞれの医療分野において、手掌多汗症の治療の方法がありますが、 効果のほどはその方の症状によりばらつきがあるというのが現状のよう です。
実際の治療には、医師の判断のもと経口薬の服用、塗薬の使用や手術な どを行います。
【手掌多汗症の手術】
手掌多汗症の手術として現在、最も効果が期待できるとされているのが 胸腔鏡下交換神経切除手術と呼ばれる手術で、仕組みは発汗を促す交感 神経の働きを抑えるというもので、安全性も高いことから多汗症に悩む 人には大変貴重な手術となっています。
手術費用は健康保険の適用が可能で、片手につき10万円前後が相場である と考えられますが、都市や病院により開きがありますので、事前に確認す る必要があると考えられます。
注意点としては、手掌多汗症の解消とともに代償性発汗が見られるケースが あるということです。つまり、手のひらからの汗が減る一方、その他の体の 部位からの汗が増えることがあるということです。
ただし、これは必ず起こるというわけではなく、また手術前に判断すること はできないとされています。
【手掌多汗症の改善】
手術あるいは専門医による治療以外の手掌多汗症の改善方法としては、塩化 アルミニウムの汗止め液、医療器具などによる発汗の抑制という方法があり ます。
個人差はありますが、もし手術以外での方法をお考えの場合は一考の価値が あるかもしれません。