塩化アルミニウムは手のひら、足の裏、わきの下などの局所多 汗症に効果が期待できると言われていますが、実際の効果・副 作用・安全性はどうでしょうか?
普段の生活には、塩化アルミニウムはあまり馴染みのない化学 物質ですが、利用されているのは、木材の防腐剤、染色剤、医 療用の防汗剤,防臭剤などが知られています。
ここでは、塩化アルミニウムの効果・副作用を説明するために、 わきがの対症療法として使用されることが少なくない「みょうばん」 や「重曹」などとの比較も交えて説明したいと思います。
【塩化アルミニウムの効果】
塩化アルミニウムを使用して得られる効果としては、制汗あるいは防臭 が挙げられると思います。
こうした効果は、みょうばんや重曹などでも期待できますし、さらに重 曹には、漂白・消色効果も期待できます。
効果を実感できるという声はネットの掲示板などでも明らかにみょうばん・ 重曹の方が圧倒的に多いです。
【塩化アルミニウムの副作用】
塩化アルミニウムは大変、刺激が強い化学物質として知られており、例え ば肌が弱い人は、その刺激に「負けて」しまい、かゆみやただれなどを起 してしまうことがあります。ちなみに、顔面多汗症の治療として、塩化ア ルミニウムを使用することはよほどの場合以外ありえません。
さらに、日常的に使用することを推奨される医師はほとんどおらず、むしろ あくまで「一時的」な使用に留めるべきであると指摘されています。
それに比べ、みょうばん・重曹は、いずれも副作用がほとんどなく、日常的 に使用してもほとんどの場合、問題はありません。
【塩化アルミニウムの安全性】
塩化アルミニウムは上で説明した通り、日常的に使用するには安全性が決して 高いとは言えません。むしろ、リスクは高いと言わざるを得ません。
一方、みょうばん、重曹はいずれも安全性は極めて高いとされており、しかも その二つを併用することもできます。こちらは極めて安全性が高いと言えます。
【塩化アルミニウムと多汗症のまとめ】
結論からすれば、多汗症の治療に塩化アルミニウムを使用するということは、 あくまで「短期的」「一時的」なケースでしょう。対症療法として考え日常 的に使用することを考えれば、副作用・安全性いずれの観点からも、みょう ばん水や重曹の方を選択したほうが賢明であると考えられます。